フリーアドレス・コワーキング
フリーアドレス・コワーキングで使うMacのモニター設定
自宅ではMacBookの左にモニターがあるのに、今日の共有席では右にある。ケーブルをつないで仕事を始めようとしたら、ポインタが逆の方向へ抜けてしまう。こんなときは、まずMacの「ディスプレイ」設定で、画面の並びを実際の机に合わせます。
この記事は、自宅と仕事場を行き来するフリーランス、シェアオフィスやコワーキングを使う人、モバイルモニターを持ち歩くノマドワーカー、出社日ごとに席が変わるオフィスワーカーに向けた設定ガイドです。場所ごとに異なるマルチディスプレイ環境で、何を変え、どの状態を残しておくかを整理します。
執筆:Yuto Takahashi(DeskCommit開発者)更新日: 最終確認: 確認方法:Apple公式資料・DeskCommitの機能仕様と照合。利用場面は説明用の例です。
席が変わったら、画面の並びと使い方を確認する
MacBook本体と外部モニター1台でも、2画面のデュアルディスプレイ環境です。外部モニターを2台以上つなぐ場合は、Macのモデルごとの対応台数も確認してください。Appleの外部ディスプレイ接続ガイドから対応条件を調べられます。
接続後に違和感がなければ、毎回設定をやり直す必要はありません。席が変わって操作しにくくなったときに、該当する項目だけを直します。
| 席に着いて気づくこと | 見直す設定 |
|---|---|
| 左にあるモニターへ、画面の右端から移動してしまう | ディスプレイの配置 |
| 両方の画面に同じものが映り、作業領域が増えない | ミラーリングではなく拡張表示になっているか |
| 借りた大きな画面で文字が小さすぎる | その画面の解像度・表示サイズ |
| 今日使いたい画面と主ディスプレイが違う | メイン画面の指定 |
「画面の配置」と「アプリのウインドウ配置」は別です。ここで整えるのはモニター同士の位置関係です。ブラウザやチャットをどの画面のどこに置くかは、画面を整えたあとに決めます。
macOS標準の設定で、その席に合わせる
- Appleメニュー →「システム設定」→「ディスプレイ」を開きます。
- 別々の内容を表示したい場合は、対象画面の「使用形態」で拡張表示を選びます。
- 「配置」を開き、画面の図をドラッグして机の上と同じ左右・上下関係にします。
- 対象画面を選び、文字が読みやすい解像度を選びます。主に使う画面は「使用形態」で主ディスプレイに指定します。
- ポインタを画面の境目に動かし、意図した側へ移れるか確認します。普段の資料を開いて文字の大きさも確認します。
項目名や選択肢はmacOSのバージョンと接続機器で異なります。Appleのディスプレイ設定の説明で、利用中のOSを選んで確認してください。設定画面の見方はMacのディスプレイ設定ガイドでも説明しています。
自宅・共有席・モバイルモニターでは、残す設定が違う
次は使い分けの例です。特定の施設や機材で動作を検証した結果ではありません。
| 働く場所・使い方 | その場で決めること | 次回のために残すこと |
|---|---|---|
| フリーランスが自宅と決まった仕事場を往復する | 各机での画面の並びとメイン画面 | それぞれのディスプレイ構成に合う設定 |
| シェアオフィス・フリーアドレスで毎回違う席に座る | 今日のモニターの位置と読みやすさ | よく使う席だけ。初めての画面へ別の席の設定を流用しない |
| ノマドワーカーが同じモバイルモニターを持ち歩く | 机の広さに合わせて右置きか左置きか | 同じ機器で使う「右置き」「左置き」の設定 |
| オフィスの自席と会議室を行き来する | 自分の作業用に拡張するか、相手に見せるためにミラーリングするか | 繰り返し使う作業用の構成。会議の表示方法は別途確認 |
持ち歩くモニターの場合、場所の名前より「モバイル・右置き」のような名前のほうが選びやすいことがあります。反対に、同じオフィスでも席ごとにモニターが違うなら、「オフィス」だけでは区別できません。「オフィス・窓側席」など、自分が見分けられる名前にします。
初めて使うコワーキングの席を、すべて保存する必要はありません。次回も同じ画面を使う見込みがある構成から残していきます。
席を移るたびに設定を直す人へ
DeskCommitで配置変更と手動復元をまとめる
配置、解像度、リフレッシュレート、メイン画面を1つのパレットで操作できます。よく使う構成を名前付きで保存し、同じディスプレイ集合へ手動で復元できます。
上の手順はmacOS標準の機能で行えます。配置変更を繰り返す場合は、動画と以下の操作手順を確認してください。
機能と操作デモを見るDeskCommit
DeskCommitの操作方法を動画で見る
繰り返す配置変更をDeskCommitで行う
DeskCommitは、Macが認識しているディスプレイの配置、解像度、リフレッシュレート、メイン画面をキーボードで変更するアプリです。たとえば、同じモバイルモニターを今日はMacBookの左へ置いた場合、次のように変更できます。
- 起動中のDeskCommitを、既定の Control+Shift+D(⌃⇧D)で開きます。
- 1〜9 で動かす外部モニターを選び、Tab で基準にするMacBookの画面を選びます。
- 左矢印キーを押して基準画面の左へ配置します。必要なら Shift+矢印キーで端や中央を揃えます。
- 変更予定を確認し、Return で適用します。
起動ショートカットはDeskCommitの設定で変更できます。1回だけの調整なら、ここで作業に戻れます。
よく使う構成は保存し、同じ画面につないだときに選ぶ
配置を適用して使いやすさを確認したら、⌘S で現在の構成に名前を付けて保存します。次回は ⌘P から一致する保存済みセットアップを開き、使いたい状態を選んで手動で復元します。保存対象は、配置・解像度・リフレッシュレート・メイン画面です。
保存時と現在のディスプレイ集合が完全に一致する構成だけが候補に表示されます。 同じメーカーや同じサイズというだけで、別の席のモニターに設定を移せるわけではありません。候補が出ないときは、保存時の画面がすべて接続されているか、別の画面へ交換されていないかを確認します。
接続しただけで自動復元する機能ではありません。アプリのウインドウ位置も保存・復元しません。保存と復元の詳しい操作は、ディスプレイ配置の保存ガイドを参照してください。
買う前に、自分の作業に合うか確かめる
DeskCommitが役立つのは、席を移るたびに画面の並びを直したり、同じディスプレイ構成の設定を選び直したりする場合です。macOSが意図どおりの状態を保っていて、設定を触る機会がほとんどなければ、標準機能のままで十分です。
画面が認識されない問題や、接続台数・帯域の制限は解決できません。ミラーリングの切り替えはmacOS側で行います。画面自体が表示されない場合は、先に接続チェックリストで機器と接続を確認してください。
DeskCommitはmacOS 13以降に対応し、US$4.99の買い切りで1人2台のMacまで利用できます。無料試用はありません。税額はチェックアウトで確認でき、支払い完了から168時間以内は全額返金の対象です。
まず、いちばん頻繁に戻る机を一つ選んでください。そこで画面を整えておき、次に同じ構成へ戻ったときにも設定の選び直しが必要なら、保存した状態を呼び出す使い方を検討できます。
DeskCommit Personal
画面設定を、キーボードから。
macOS 13以降のApple Silicon / Intel Macで使えます。1人2台まで。
買い切り · 自動更新なし · 購入後7日間の返金保証